インプラントの集患に効果的なweb集客とは?具体的な6つの施策を紹介
2024/7/22
2024/9/25
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「インプラント治療に対応しているけど、なかなか集患につながらない」
このようなお悩みをお持ちの院長は少なくないでしょう。
集患方法はチラシの作成や看板の設置、雑誌や新聞の広告枠への掲載などさまざまあります。
多様な集患方法があるなかで、web対策をすることが現代では重要です。
webにおける対策はチラシや看板より効率的にユーザーへアプローチできます。
ただ、具体的にどのような施策が効果的なのかよくわからない方は多いでしょう。
そこでこの記事では、以下のトピックについて解説します。
・インプラントの集患が難しいのはなぜ?
・インプラント対応の歯科医院がweb集客に力をいれるべき理由
・インプラントの集患に効果的な6つの施策
・web集客では競合と差別化することがポイント
この記事を読むことで、インプラントの集患に効果的なweb集客の方法について理解できます。
「インプラントの集患を増やして売上を上げたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントの集患が難しいのはなぜ?
「せっかくインプラントを学んだのに臨床の機会がない」「インプラントという素晴らしい治療を提供できる機会を増やしたい」このようにお考えの歯科医院様もいらっしゃるのではないのでしょうか。
インプラントに対応している歯科医院において、インプラントの集患は非常に重要な事項と言えるでしょう。
ただ、歯科医院の集患の中でもインプラントの集患は最も難易度の高いものの1つです。
インプラントの集患が難しいのは、下記のような理由が考えられます。
インプラントの集患が難しい理由
- 保険が適用されず治療費が高いから
- 日本人の歯に対する意識が違うから
- 競合歯科医院との差別化が難しいから
- 歯が抜けた瞬間は別の歯科医院でカウンセリングを受けている状態だから
- インプラント以外の代替手段が存在するから
それぞれ詳しく解説します。
保険が適用されず治療費が高いから
インプラントは自費診療であり、原則保険が適用されません(例外はあります)。
つまり、治療を受ける患者さんは、治療費を全額自己負担しなければならず、治療費が高額になってしまうのです。
また、実際の治療費も歯科医院によって異なり「どの程度の費用が必要なのか」「提示された費用が相場よりも高すぎる金額でないか」などの不安もあるでしょう。
患者さんがインプラント治療を選択しにくい理由として、こういった費用に関するさまざまな不安や費用の高さなどが挙げられます。
日本人の歯に対する意識が違うから
ヨーロッパやアメリカなどでは、自分の歯に対して費用をかけることが社会的ステータスを示すひとつの要因となっています。
国によっては、歯の美しさが就職や結婚などにも影響することもあります。
また、治療費の一部を国が負担してくれない場合もあることから、高額な治療費を避けるため、歯科医院へは予防や審美を目的に通うことが多いです。
これに対して、日本はヨーロッパやアメリカほど歯に対する意識は高くありません。
歯が美しくないからといって、就職や結婚に影響が出ることはほとんどないでしょう。
虫歯の治療に関しても、保険に加入していれば国が負担してくれるケースは多いです。
このように、歯に対する意識が低いことも、なかなかインプラントを含む審美治療を選ぶに至らない理由のひとつでしょう。
競合歯科医院との差別化が難しいから
厚生労働省の『令和2(2020)年 医療施設(静態・動態)調査(確定数)・病院報告の概況 』によれば、日本の歯科診療所のうちインプラント手術を実施しているのは35.4%(24,027 施設)とのことです。
以前よりインプラント治療に対応した歯科医院が増え、患者さんが分散しやすい状況なのです。
インプラント対応の競合歯科医院が増え、新患を獲得しにくくなった点も集患が難しい要因と言えます。
歯が抜けた瞬間は別の歯科医院でカウンセリングを受けている状態だから
歯を失ってしまう3大理由は、歯周病・虫歯・外傷です。
虫歯になったり、歯周病で歯がグラグラになったり、歯に外傷を負ってしまった場合、たいていの方は歯科医院を受診しています。
そして、その歯が保存不可となった時に「入れ歯かブリッジか、インプラントか?」というカウンセリングを受けることになります。
そしてそのまま欠損補綴をその歯科医院で実施するか、紹介でインプラントを埋入するかという流れで歯科治療が進むでしょう。
つまり、歯を失ってしまった人が歯科医院を受診してから、改めてインプラントの歯科医院を探す動きというのは、かなり少ない割合になるのです。
そのため、ただただ地域名+インプラントといったキーワードでリスティング広告やSEOをかけても、思った以上に集患に繋がらないのです。
インプラント以外の代替手段が存在するから
失った歯を補う方法はインプラントだけではありません。
入れ歯やブリッジなどの方法もあり、入れ歯やブリッジは保険で治療が可能です。
そのため「あまり費用をかけたくない」「治療に長い時間をかけたくない」など、さまざまな理由からインプラントではなく入れ歯やブリッジを選ぶ方が多い現状です。
このようにインプラント以外の代替手段が存在し、それらの治療法のほうが選ばれやすい点も、インプラントの集患が難しい理由と言えるでしょう。
インプラント対応の歯科医院がweb集客に力をいれるべき理由
先述したように、日本人の歯に対する意識の低さから、インプラントを選択する人はあまり多くありません。
また、インプラントに対応している歯科医院が増えてきている状態です。
インプラントを選択する人が少ない、かつ競合歯科医院が増えてきているなかで、自院を選んでもらうためにはweb集客に力を入れることが重要です。
現代は、昔とは異なりチラシや看板をもとに歯科医院を探すというより、ネット検索が中心となっています。
では、具体的にどのような施策が効果的なのでしょうか?
次のトピックで詳しくいたします。
インプラントの集患に効果的な6つの施策
インプラントの集患では、下記のような施策が効果的です。
インプラントの集患に効果的な6つの施策
- インプラント専門のページを作成する
- ポータルサイトに登録する
- リスティング広告を活用する
- SEO対策をする
- MEO対策をする
- SNSを活用する
- チラシをまく
- 看板を出す
それぞれ詳しく解説します。
インプラント専門のページを作成する
現在、歯科医院で新規に開業する場合、開業当初からホームページを持つことが当たり前になってきました。
ただし、インプラント専門のページを持っている歯科医院は多くありません。
コストが発生したり、インプラントだけに力を入れているのではないか誤解されるのではないかと考えたり、本当に効果が出るのかわからなかったりという理由で、踏み切れていない歯科医院様も多いのではないでしょうか。
しかし、しっかり計画を立て制作し適切に運用することでインプラントの集患につなげることができます。
インプラントに強い歯科医院を検索している時に「虫歯も小児歯科も、矯正歯科もやっている印象を与える歯科医院のサイト」と「インプラントの強みを打ち出しているサイト」であれば、どちらが印象に残り問い合わせをしたくなるでしょうか。
同じ地域にいるインプラントに力を入れている歯科医院のWebサイトを確認し、どのような打ち出しをしているか確認してみましょう。
その中で、どのようなポジショニングであれば患者さんが問い合わせをしてくれるのかを考え、インプラントサイトの訴求方法を考えてみることが大切です。
ポータルサイトに登録する
歯科医院に関連するポータルサイトに登録することも効果的な施策のひとつです。
ポータルサイトに登録すれば、SEOやリスティング広告以外の手段でユーザーに自院を知ってもらうことができるようになります。
インプラントに対応した歯科医院を探すのに、ユーザーはさまざまな手段を使います。
その中で、ポータルサイトから探すユーザーにもアプローチが可能となるのです。
さらに、被リンクやサイテーションの獲得も副次的に期待できます。
被リンクとは、外部のサイトから自社サイトへ向けられたリンクのことです。
サイテーションは、ビジネスのことを言及されることを意味します。
ポータルサイトによって登録費用の有無や記載できる情報などが異なるため、あらかじめ登録に関する情報を収集し整理しておきましょう。
例えば、当サイトのMedeeは「インプラント 東京」というキーワードで検索結果の1P目に出てきています。
東京のインプラント歯科医院一覧
ユーザーはさまざまなキーワードでインプラントの歯科医院を検索します。
関連する検索キーワードで露出が多いポータルサイトへ登録するとよいでしょう。
リスティング広告を活用する
リスティング広告とは、ユーザーがグーグルやヤフー、Bingなどの検索エンジンで検索したキーワードに対して、検索結果に掲載されるテキスト形式の広告のことで検索連動型広告ともいいます。
検索ボリュームが多いキーワードや顕在層向けのキーワードで広告を出すことで、広告の商品やサービスを必要としているユーザーに情報を発信できるため、即効性が高いことが特徴です。
リスティング広告は競合が多くなればなるほど費用が高騰しやすい傾向にあり、特に都内の歯科医院のマーケ費用は高騰しています。
短い期間で成果を出したい場合には、まず期間を決めてテストマーケティングを実施して取り組むとよいでしょう。
効果が出ていないのに費用を出し続けても無駄な投資になっている可能性が高いため、慎重な判断が必要です。
逆に、リスティング広告を出して投資対効果がとれていることが確認できれば経営目標を考慮しながら積極的に予算を上げてみるのもよいでしょう。
チェアが埋まっているのに、広告を出しても意味はありません。
SEO対策をする
SEOとは、簡単に説明すると「グーグルなどの検索エンジンで上位表示させるための施策」のことです。
検索エンジンには、それぞれ検索の順位を決めるためのアルゴリズムというものが存在します。
検索エンジンのシェア率は、日本においてはほぼGoogleが独占しているため、SEOと言えばGoogleの対策をする、という意味で使われることがほとんどです。
人がなにか調べものをする際、多くの人は検索エンジンを使います。
LINEリサーチでは、スマホで調べものをするときの検索行動について、下記のように言及しています。
スマホで調べものをするとき、さまざまなサービスがありますが、何を使って調べることが多いのでしょうか?まず、「検索エンジン」「SNS検索」そして「動画アプリ/サイト」に分類してみてみると、Google、Yahoo! JAPANなどの「検索エンジン」を使う割合は9割以上、TwitterやInstagramなどの「SNS」は6割弱、YouTubeやTikTokなどの「動画アプリ/サイト」は5割弱となりました。スマホでの調べものにおいて、「検索エンジン」は多くの人に利用されているようです。
引用:スマホで検索するときに重視していることや調べるジャンルは? : LINEリサーチ調査レポート|リサーチノート powered by LINE
この調査によれば9割以上の人が検索エンジンを使って何かを調べていることがわかります。
このように検索エンジン上でマーケティングすることをSEM(Search Engine Marketing)と呼び、SEOはSEMの中でも非常に大切な要素の一つです。
そのため、SEO対策をすることは、インプラントの集患においても非常に重要と言えます。
SEOはリスティングと違って即効性がありません。
効果が出てくるまで時間がかかりますが、対策を積み重ねることでリスティング広告よりも圧倒的に多くのユーザーにリーチすることができるようになります。
インプラントは検討期間が長いサービスで、ユーザーもさまざまな検索キーワードで情報収集をしている可能性が高いです。
そのため、やり方次第では多くのキーワードで対策できるSEOがもっとも効果を発揮することになります。
SEO対策をするには専門的な知識が求められ、ご自身でいちから全てを対応するのは難易度が高いです。
SEO代行業者といった専門の業者に依頼することをおすすめします。
エクスコアでもSEOコンサルティングサービスを提供しており歯医者様の実績も多くございますので、お気軽にご相談ください。
東京・恵比寿のSEO対策代行会社 | 株式会社エクスコア
SEOは効果がでるまでには時間がかかるため、長期的な目線で施策を継続しながら、リスティング広告のような即効性の高い施策も並行して実施するのも良いでしょう。
MEO対策をする
MEOとは、グーグルマップでの検索結果において、自身のビジネス情報(ビジネスプロフィール)を上位表示させるための施策を指します。
MEOというのは、日本のガラパゴス的な造語でLocalSEOと呼ばれています。
グーグルマップが普及するようになった今では、グーグルマップで歯科医院を探す人も多くなってきました。
グーグルマップを使う人は、まさにこれから来院する歯科医院を探そうと調べている可能性が高いと考えられます。
MEO対策をして、インプラントに関連するキーワードで上位表示できたり、インプラントの専門性が高いと思われるような情報の充実化ができたりすれば、インプラントの問い合わせにつながりやすくなるでしょう。
また、口コミで良い評価を得ることができれば、ユーザーからの信頼性も高まります。
特に高額商品であるインプラントは、口コミをチェックする方も多くいらっしゃるでしょう。
反対に、Googleビジネスプロフィールを持っていることで、一定数悪い口コミをかかれるリスクもあります。
その場合は、誠意を持って返信すること、そしてご自身の医院のスタンスを示すことが大切です。
歯科医師の皆さんが想像する通り、全ての患者に最高の満足を与えることは、現実的ではありません。
歯科医院として大切にしている考え方を返信で示すことで、どのような患者さんに来て欲しいのかを伝えるのも1つの手です。
また、一方的に書かれる口コミの中には、歪曲されたもの、一部を切り取られたもの、なども存在します。
そういった悪意を感じる口コミに対しては、Googleへの報告を実施して削除されるのを待ちましょう。
決して、Googleの口コミを削除しますという業者にお金を払ってはいけません。
SNSを活用する
現在、SNSを使って歯科医院を探す方も徐々に増えています。
特に集患に繋がりやすいSNSは、Instagramです。
Instagramは、画像のSNSですので医療広告ガイドラインに沿って症例をアップすることが一般的でしょう。
特に、美しくなりたい、綺麗になりたいという憧れに刺さるコンテンツは集患に繋がりやすいです。
症例でも外科的な処置のようなものよりも、パッとみて綺麗な矯正やホワイトニング、セラミック治療、術後のインプラント治療などが向いています。
ただアップするだけではなく、写真の綺麗さや規格にもこだわり、一眼レフといったカメラをつかって適切に調整された写真を用意しましょう。
チラシをまく
皆さんが所属している歯科医師会によっては制限されていることもあるポスティング。
これもインプラントを集患するのに良い方法の1つです。
歯が抜けてしまったまま放置をしてしまっている方は一定数います。
歯が抜けてしまった時に、一旦はかかる費用が億劫になったり、費用以上に困ることを感じなかったりするため放置をしてしまうのです。
そういった方も、歯並びが徐々に悪くなったり歯に物が挟まりやすくなったり、生活の変化で治療したいと考え始めるようになることがあります。
インターネットで検索までしないけれど、興味ある層にあたることができるポスティングも試してみるとよいでしょう。
看板を出す
看板を出すこともインプラントの集患に効果があります。
ただし看板でインプラントを、集患することはとても大変です。
通常、看板を見てインプラントをしようと考え問い合わせをする人はかなり数が限られます。
多く露出をして「インプラントするなら〇〇だよね」と第一想起させることで集患につなげることが大切になります。
そのため、看板はある一定期間、ある程度の数を出していく必要があり、費用が必要です。
web集客では競合と差別化することがポイント
インプラントというサービスの特性上、複数の歯科医院と比較されることが珍しくありません。
まずなにより患者さんの中の比較対象の1つに入るかどうかが大切です。
患者さんもインプラントで100km離れたところにいくよりも、近所によい歯科医院があれば近い方を選ぶ確率が高いです。
そのため、全国で自院がどうかではなく、近隣の歯科医院の中で自院がどう見えるかを検討しましょう。
患者さんによって比較するポイントは実にさまざまです。
価格、歯科医師の専門性、設備、術式、対応の幅の広さ、保証内容などさまざまなポイントがあります。
全てに勝つ必要はありません。
自身の医院のコンセプトを大切にして、色を出していくことが大切です。
また、Webサイトの打ち出しが改善されても、認知・閲覧されなければ集患はできません。
アクセス解析やサーチコンソールを確認して、どれだけ閲覧されているのか、どんなキーワードで流入されているかなどをチェックしましょう。
「流入キーワード」「閲覧数」「サイトの打ち出し」の3点の質と量を高めていくことで、集患につながっていくのです。
まとめ
インプラントは「保険が適用されず治療費が高い」「日本人の歯に対する意識が低い」「競合歯科医院が多い」などの理由から、集患するのがもっとも難しい治療の1つです。
やるべきことが多いので、1つ1つ整理・改善していく必要があり、ただリスティング広告をかけてみるだけでは、集患につながりません。
競合にはない自院の強みを把握したうえで「Webサイトを改善する」「インプラント専門のページを作成する」「SEO・MEO対策をする」などの対策をおこなうと良いでしょう。
エクスコアは、これまでにさまざまな歯科医院のインプラントの集患対策を実施してきた実績があります。web対策でお困りの際は、ぜひエクスコアまでご相談ください。
Medee歯科検索は、東京都内で約10,600件ある歯医者の中から厳選したおすすめの歯医者を掲載しています。
駅、行政区、診療時間、歯科医院の特徴、診療科目など豊富な検索メニューで歯科医院を検索可能。
また歯科医院のWebサイトはもちろん各種予約ツールも利用することが可能で、より簡単に歯科医院を探すことができます。
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