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インビザラインの装着時間が守れない!22時間つけなきゃ矯正は無理?

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2022/11/16

最終更新日のアイコン

2024/7/17

#インビザライン

コラムのサムネイル

「インビザラインを検討しているが装着時間22時間以上は無理だと感じた」

「インビザラインを始めてから22時間が無理なことに気付いた」

「インビザラインを1日または半日つけ忘れてしまった…大丈夫だろうか」

このような心配や不安をかかえている方は多くいらっしゃるようで、Yahoo!知恵袋などに代表されるQ&Aサービスでも同様の質問をされる方が見られます。

一方で多くの方が、インビザラインで矯正を成功していることも事実。

取り外しができるために自己管理が求められるインビザラインは、工夫次第で快適に治療することができます。

この記事を読むことで、矯正治療を成功に導いていきましょう。

インビザラインではなぜ22時間以上の装着時間が必要なのか

インビザラインに限らず、マウスピース矯正では1日の装着時間が決められています。

インビザラインでは22時間以上が推奨されます。

ただ、治療する歯科医師によっては20時間以上を推奨しているところもあるようです。

では、なぜこのように時間が決められているのでしょうか。

矯正力をかけ続ける必要があるため

大人の矯正では歯を動かしたい方向に向けて、持続的に力をかけ続ける必要があります。

その原理は、ワイヤー矯正もマウスピース矯正も同じです。

その歯にかける力のことを矯正力(きょうせいりょく)と言います。

矯正力をかけ続けることで、一か月で0.数mmから1mmの歯が動きます。

歯は一気に動かないため、持続的に矯正力をかけ続ける必要があるのです。

インビザラインで歯が動く仕組みについては、当サイトの「インビザラインとは」の記事内に詳しく解説しています。
歯が動く仕組みについて、知りたい方はぜひご参考にしてください。

矯正装置を外している間は、後戻りをするため

後戻りとは、矯正で動かした歯並びが元に戻ってしまうことを指します。

矯正装置を外している間は、矯正力が働かなくなるため、歯並びは元に戻っていきます。

そのため、矯正装置を外している時間が長くなれば、矯正治療は進むどころか逆戻りする可能性があるのです。

インビザラインの22時間装着が無理と感じる事例

インビザラインは、歯科医師によって20時間以上であったり22時間以上であったりの装着を求められます。

加えてインビザラインは食事中や歯磨きの時間は矯正装置を取り外し、口の中や矯正装置を清潔に保つ必要があります。

自分の日々の生活を振り返ってみたときに「果たして自分は22時間以上の装着時間を守り続けることができるのか」と言った疑問が出てくることもあるでしょう。

では、どのようなときに22時間の装着時間は無理と感じるのか、場合に分けて見てみましょう。

食事の時間で困難

22時間の装着の場合、2時間は矯正装置をは取り外しが可能であるといえます。

しかし1回の食事とそのあとの歯磨きまで考えたときに、3食の合計を2時間で終えるのは難しいと考える方もいるでしょう。

また外食などの場合は、一回の食事で優に1時間を超えることも想像されることから、毎日22時間以上つけるのは困難だと感じる方もいるようです。

オフィスワークで困難

オフィスワークをおこなっている人で、コーヒーブレイクなどを楽しみにしている方は22時間の装着は無理と感じる人もいるようです。

基本的にインビザライン矯正中に推奨される飲み物は水です。

水以外の飲み物を飲む際には、飲み物を飲んだあとに歯を磨くことが求められます。

しかしオフィスワークをしている方が、飲み物を飲むたびにトイレに行き歯を磨いていたら、食事の時間もあいまって22時間装着するのは面倒で難しいと考えているようです。

結婚式や飲み会などのイベントで困難

結婚式は3時間程度、二次会も参加するとなると数時間程度は飲食などをします。

通常の飲み会なども2時間以上は飲食することも多いと考えられます。

そのため、結婚式や飲み会がある日は、そもそも1日22時間以上の装着を守ることができないと考える方がいるようです。

食べ歩きなどの日は困難

通常の食事とは異なり、旅先などでの楽しみの1つである食べ歩き。

しかし外で飲食をするということは、歯磨きをしてまた矯正装置を付けなおすことがなかなかできない環境でもあります。

歯磨きをして付けなおしをしたくても、宿や自宅から遠く難しいと考える方もいるようです。

自分の自己管理能力で困難

そもそもインビザラインを取り外してからつけ忘れてしまう方も。

そのような自己管理が苦手な方はしばしばインビザライン装置をつけ忘れてしまうため、22時間以上矯正装置を装着することが難しいと考えるようです。

インビザラインの装着時間を守るための対処法

それぞれの場合に合わせた対処法について、解説いたします。

食事の時間はギリギリまでつける習慣を身に付ける

食事の場面では、食事の時間ギリギリまで矯正装置をつけるようにしましょう。

特に外食の場面でも、食事をする直前に外すようにし、装着時間を長くするようにするとよいでしょう。

インビザラインには専用のケースもあるので、ケースを利用することで食事の直前に取り外すことが可能です。

食事が終わったタイミングで、出来れば歯磨き、それが難しければ洗口液を利用してすぐに装着しなおすようにしましょう。

色の濃い飲み物はなるべくストローで飲む

オフィスワークで飲み物によって歯磨きの時間が増え、装着時間が減ってしまう場合はストローを利用すると良いかもしれません。

しかし、ストローは万能ではなく、前歯の部分に着色をさせないようにする程度の効果しかありません。

できれば、コーヒーを飲む前に水を軽く含み、コーヒーをストローで飲み、なるべく歯に当たらないようにしながら、コーヒーを飲んだあとにまた水で流すといった形がいいでしょう。

また糖分の入った飲み物は、避けるようにしましょう。

矯正装置をつける時間を少し延ばすことも検討

結婚式や、飲み会などで装着時間を守ることができなかった場合、矯正装置をつける期間を1日延ばしてみましょう。

矯正期間中どうしても矯正装置を外さなければならない場合もあると思います。

そのような場合、決まった日数のみ装着してしまうと矯正装置が歯にはまらなくなる可能性があります。

矯正装置は歯にぴったりとはまることが大切なので、合計の装着時間に合わせて帳尻を合わせていきましょう。

他の食事時間を短くするなどで調整する

食べ歩きなどをする場合、歯を磨くことが困難です。

その場合は、食べ歩きの計画をしっかり立てて終わった時点ですぐに矯正装置を再装着できるように準備しましょう。

また最悪の場合、口をゆすいだり、歯磨きシートなどを利用してでも矯正装置の装着を優先しましょう。

リマインダーやアラームなどを利用する

自己管理が苦手な人は、スマートフォンの機能でリマインダーやアラームを利用して装着時間や着脱時間を管理するようにしましょう。

なるべく生活リズムを毎日同じようにすることで、つけ忘れなどを防ぐこともできます。

リマインダーやアラームを使っても管理ができる自信のない人は、もしかしたらワイヤー矯正のほうがそもそも向いているかもしれません。

インビザラインを1日または半日ほど外す場合の対処法

インビザラインを1日だけ、半日だけ外してつけ忘れてしまった場合は、その分だけ矯正装置をつける期間を延長するなどすれば大きな影響はありません。

なぜなら、歯の移動するスピードは非常にゆっくりであり、一日だけではほどんど移動距離は変わらないからです。

だからと言って2日や3日と付けていない期間が長くなると話は別です。

歯は何も矯正装置をしていない状況ですと、歯並びが元通りに戻ろうとします。

何もつけていない期間が長いと後戻りをしてしまい、スケジュールに大きな影響がでます。

そのため、なるべく継続した矯正装置の装着を心がけましょう。

インビザライン以外の装置を検討する場合も

インビザラインは非常に便利で、画期的な矯正装置です。

しかし着脱可能がゆえに、それがデメリットになり矯正がうまく進まないこともあります。

逆にワイヤー装置であれば、自分で矯正装置を取り外すことができないため、強制的に矯正治療を進めることができます。

自己管理が苦手な方や、ライフスタイルによっては長時間の装着が難しい方にとっては、インビザラインよりもワイヤー矯正のほうが向いている可能性があるのです。

そのため、矯正を開始する前に歯科医師と充分に相談のうえ、矯正装置を決めるとよいでしょう。

逆に明確な理由がなくインビザラインしかおすすめしない、ワイヤー矯正しかおすすめしないといった場合は注意が必要かもしれません。

まとめ

矯正治療開始前に、インビザラインの装着時間の規定である22時間を守るのが無理だと感じている方は、自分自身のライフスタイルや性格とまずはしっかり向き合うことが大切でしょう。

そのうえで最適な矯正装置を選択することが重要です。

また矯正中に、あらためて22時間の装着が無理だと感じた方は、第一にまず歯科医師に相談することが大切です。

そのうえで妥協できるポイントがないかを確認したり、装着時間の帳尻を合わせるように工夫をしてみましょう。

せっかく高額な費用を払って矯正治療するのですから、ぜひ解決策を見つけて矯正治療を成功させてみてください。

当サイトではインビザライン矯正が受けられるおすすめの歯科医院を紹介しています。
インビザライン矯正を検討しているという方は、ぜひご覧になってみてください。

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