インビザラインのアタッチメントはいつまで付ける?
2022/2/17
2024/7/18
#インビザライン
「インビザラインのアタッチメントっていつまで付けるのかな。」
「アタッチメントって違和感があるな。早く終わらないかな。」
インビザラインで矯正を始めてから、アタッチメントはいつまで付けるものなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、インビザライン矯正中にアタッチメントを付ける期間について解説していきます。
アタッチメントを付けるタイミング、いつまでつけるのか、また違和感がある場合の対処法を知ることができます。
インビザラインのアタッチメントを付ける期間や違和感について気になっている方には、必見の記事です。
アタッチメントの効果や目的など、知っておきたい基礎知識については「インビザラインのアタッチメントとは?知っておきたい目的や効果などを解説」にも目を通しておきましょう。
- 2.1装着時間を守る
- 2.2定期通院を欠かさない
- 4まとめ
インビザラインのアタッチメントはいつまで付けるのか
インビザラインのアタッチメントは基本的に、歯を動かし終えるまで付けることになります。
インビザラインのようなマウスピース矯正にかぎらず、ワイヤー矯正も含めた歯列矯正は期間を2つに分けられます。
歯を新しい位置に動かす期間と、動かした歯を新しい位置に保定する期間です。
アタッチメントは歯を動かす期間を終えるまで付け、保定期間に入る前に歯表面から除去されます。
アタッチメントの目的は、アライナーからの力を効率的に伝えて歯を動かすことなので、保定期間にはアタッチメントを付けている必要がなくなるのです。
インビザラインにかかる期間
それではインビザラインでの矯正にはどれくらいの期間がかかるのでしょうか。
インビザラインにかかる期間は、症状や矯正をする範囲によって異なります。
部分矯正
すきっ歯や八重歯などの、前歯を中心とした(奥歯を矯正しない)「部分矯正」では、歯を動かす期間が3か月~1年。
つまり、アタッチメントを付けるのも3か月~1年になります。
アタッチメントを外した後、保定には3か月~1年かかります。
全体矯正
奥歯まで含めて歯を動かす「全体矯正」は、歯を動かすのに1年~2年半かかります。
したがってアタッチメントを付ける期間も1年~2年半です。
保定期間は1~2年程度。
期間に幅があるのは、症状の違いによるものですが、抜歯やIPR(歯を削る)などの処置が入ることで期間が長くなることもあります。
インビザラインにかかる期間については、「どのくらいの期間がかかる?|インビザラインの治療期間について解説」で解説していますので、あわせて確認しておきましょう。
付けるタイミングはいつなのか
アタッチメントを付けるタイミングには個人差がありますが、2枚目もしくは3枚目のアライナーに交換するときに設置することが多いです。
設置のパターンとして多いのは、一度にすべてのアタッチメントを設置するのではなく、2度に分ける方法。
2枚目のアライナーに交換するときには上の歯に設置し、3枚目のアライナーに交換するときには残った下の歯に設置します。
アライナーを装着することに慣れる必要があるため、1枚目から設置することはあまりありません。
矯正中でもアタッチメントを外すことがある
アタッチメントは一度設置されると、保定期間に入るまで付けたままになります。
しかし、保定期間に入る前に、いったんアタッチメントを外すタイミングがあります。
それは「リファインメント」をするとき。
リファインメントとは、矯正計画の再調整のようなもので、新たに現状の歯型を取ってアライナーを追加製作することをいいます。
インビザラインでは、開始前に矯正計画のシミュレーションをしますが、歯の動きは完全に予測できるものではありません。
矯正を進めていくにつれて、計画と実際の動きに誤差が生じてきます。
ある程度矯正が進んだら、これまでの矯正の進み方を確認しながら、最初と同じように口腔内のデータを取って、理想の歯並びに向けてアライナーを追加するのです。
リファインメント以前と以後では、アライナーの形も力のかけ方も異なってくるため、アタッチメントもいったんすべて外すことになります。
追加発注したアライナーが完成したら、これからの矯正計画に合わせて、新たにアタッチメントを設置していきます。
歯科医師が意図的に外す場合とは異なり、アタッチメントは自然に取れてしまうこともあります。
アタッチメントが取れてしまった場合の対処法については「インビザラインでアタッチメントが取れたときの対処法を解説」を確認しておきましょう。
インビザラインの期間を延ばさないようにするには
インビザラインは治療の期間が延びてしまうことがあります。
つまり、インビザラインの治療自体の延長にあわせて、アタッチメントを付けている期間も長くなってしまうのです。
ここでは、インビザラインの期間を延ばさないための対策を3つ紹介していきます。
装着時間を守る
インビザラインの期間を延ばさないために最も大切なことが、アライナーの装着時間を守ることです。
なぜなら、1日20時間以上の装着時間を守らないと、計画通りに歯が動かないからです。
1日あたり20時間アライナーを装着することで、1週間に約0.25mm、1ヶ月に約1.0mm歯を動かすことできます。
装着時間が短いと、1日に歯が動く距離も短くなるため、当然治療にかかる期間も延びてしまいます。
インビザラインを始めたら、まずは1日20時間以上の装着時間を確保するようにしましょう。
定期通院を欠かさない
インビザラインの治療期間を延ばさないためには、定期通院を欠かさないようにしましょう。
定期通院をサボってしまうと、予想外の歯の動きや口腔内の異常があっても発見が遅れてしまいます。
その結果、修正が遅れてしまうことになり、治療が長引いてしまうのです。
定期通院では、歯の動きや口腔内の状況を診るだけではありません。
アタッチメントが取れていないか、適切に機能しているかといった部分も確認します。
計画通りに進んでいない箇所の発見が遅れてしまわないよう、月に1回程度の定期通院は欠かさないことが大切です。
アライナーのメンテナンスを欠かさない
インビザラインの期間を延ばさないようにするには、アライナーのメンテナンスにも気を配る必要があります。
なぜなら、アライナーの汚れは虫歯や歯周病につながってしまうからです。
アライナーは毎日長時間、口の中に入れているため、口の中の菌がアライナーに移っていきます。
どんなにきれいに毎日歯を磨いていても、アライナー自体を手入れしないと、アライナーの内側で菌が繁殖し、口に移っていくことに。
この菌が虫歯や歯周病を引き起こしていくのです。
矯正中に虫歯や歯周病を引き起こすと、それらの治療を優先しなくてはいけないため、矯正は一時的にストップし、結果的にインビザラインの期間が延びてしまいます。
また、アライナーの汚れはアタッチメントの着色や劣化にもつながります。
インビザラインの利用を始めたら、歯磨きだけではなくアライナーの手入れも欠かさないようにしましょう。
インビザラインのアタッチメントで違和感がある場合の対処法
インビザライン矯正中にアタッチメントを使い始めた頃は、違和感を覚えることがあると思います。
ベストな対処法は慣れていくことです。
多くの場合、設置してから数日経てば、舌の動かし方がわかるようになってきて、歯表面の突起にも慣れていきます。
それでも突起が舌や頬、唇の内側を傷つけて口内炎ができてしまうこともあります。
アタッチメントが口内を傷つけてしまうような場合は、矯正用ワックスの利用を検討してみましょう。
矯正用ワックスによって突起をなめらかにできます。
設置してから数日経っても慣れていく気配がなかったり、アタッチメントによって痛みが生じている場合は、一度歯科医師に相談してみましょう。
アタッチメントの配置や付けるタイミングを再検討してくれる場合があります。
まとめ
インビザラインのアタッチメントは、2枚目もしくは3枚目のアライナーに入るタイミングで設置されることが多く、保定期間に入るまで付けたままになります。
つまり部分矯正では3か月から1年間、全体矯正では1年から2年半付けることが多いです。
インビザラインの治療期間が延びてしまうと、アタッチメントを付ける期間も延びてしまいます。
装着時間の確保や定期通院、アライナーのメンテナンスをしっかりおこない、治療期間を延ばさないことが重要です。
アタッチメントで違和感がある場合は、矯正用ワックスを利用しながら慣れるよう努めましょう。
違和感が消えない場合や痛みになった場合は、歯科医師に相談するのがおすすめです。
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矯正について学んでいくことで、失敗につながる習慣や行動も防げます。
当サイトではインビザライン矯正が受けられるおすすめの医院を紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。
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