どのくらいの期間がかかる？｜インビザラインの治療期間について解説

今では多くの方が利用しているインビザライン。

ただ、「実際どのくらいの期間がかかるの」「ワイヤー矯正より早く完了するの？」と分からないことは多いと思います。

インビザラインに興味があるけど、実際どのくらいの期間おこなうのか疑問に思っていませんか？

インビザラインは、症例や各々の生活習慣により治療期間が異なります。

この記事ではインビザラインの治療期間や治療期間が長くなる原因などを詳しく説明しています。

この記事を読むことで、インビザラインの治療期間について詳しくなり、矯正治療の計画が立てやすくなります。

インビザラインかワイヤー矯正科お悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

• 1インビザラインの治療期間
• 2症例別の治療期間
  • 2.1治療期間が長引く症例
  • 2.2治療期間が短く済む症例
• 3どんな時にインビザラインの治療期間が長くなる？
  • 3.1決められた装着時間を守らない
  • 3.2矯正器具の紛失
  • 3.3追加のマウスピースが必要な場合
  • 3.4インビザラインの治療期間を短くするには？
  • 3.5装着時間を守る
  • 3.6定期的に通院する
  • 3.7非抜歯矯正をおこなう
  • 3.8ホームケアを徹底する
  • 3.9アライナーチューイの活用
  • 3.10きちんと保定する
  • 3.11短期間でインビザラインをおこないたい場合
• 4まとめ

インビザラインの治療期間

インビザラインの治療期間は症例により異なりますが、1~3年と言われております。

矯正治療は、身体がもともと持っている骨の代謝機能を利用して歯を動す仕組みです。

骨は、一定以上の圧力が加わると、圧力を軽減しようと骨を溶かします。

骨の代謝機能を利用して、歯に矯正装置で圧力を加えることで歯根に圧迫された側の骨がなくなり、反対側の隙間に新しい骨が作られます。

この機能を利用することで、歯は月に1.0mm~3.0mm動かすことができます。

矯正治療をおこなう人は、、平均して4.0ミリの移動が必要です。

そのため1~3年はかかります。

【関連記事】【保存推奨】インビザラインの治療期間を短縮する方法5選

症例別の治療期間

ここでは、症例別の治療期間をご紹介します。

症例ごとに治療期間が異なってきますので、参考にしていただければと思います。

治療期間が長引く症例

以下が、治療期間が長引く症例になります。

過蓋咬合(抜歯)

過蓋咬合で抜歯をおこなう場合は、治療期間が長引く可能性が高いです。

症状がひどい場合は噛み合わせが深く、抜歯をおこなわないと動くために必要な十分なスペースが確保できません。

治療期間はおよそ2年です。

叢生(抜歯)

叢生で抜歯をおこなう場合は、治療期間が長引く可能性が高いです。

歯並びが元の位置から大きくずれてデコボコに生えているため、治療には時間がかかります。

治療期間はおよそ2~3年です。

抜歯をおこなうと治療期間が長引きますが、非抜歯では、歯を並べるスペースが足りなくインビザラインでは治療できないケースもあるのでまずは歯科医師に相談してみましょう。

開咬(抜歯)

開咬で抜歯をおこなう場合は、治療期間が長引く可能性が高いです。

奥歯の噛み合わせを治療する必要があり、治療自体が困難になります。

治療期間はおよそ2年半~3年です。

八重歯

八重歯の場合は、治療期間が長引く可能性が高いです。

叢生の一種であり、奥歯を後方へ動かし歯の動くスペースを確保する治療になります。

抜歯をおこなうと抜歯をおこなう分治療期間が延びるため、治療期間が長くなることがが多いです。

治療期間はおよそ1年半~2年です。

下顎前突(受け口)

受け口の場合、治療期間が長引く可能性が高いです。

臼歯を後方に移動させ、噛み合わせを改善しなければいけない場合があります。

治療期間はおよそ2年~3年です。

前歯の歯並びを治す場合でしたら、治療期間が短く済むので1度歯科医師に相談してみましょう。

治療期間が短く済む症例

以下が、治療期間が短く済む症例になります。

抜歯を伴わない治療

以下の症例は、抜歯をおこなわないことで治療期間が短く済みます。

• 過蓋咬合
• 叢生
• 開咬
• 受け口
• 出っ歯

抜歯をおこなうことで、空いたスペースを埋めるため時間が必要になります。

元の位置より大きくずれた歯を抜歯することで、動かすよりもはるかに早く歯並びを整えることも可能ですが、基本的には非抜歯の方が治療期間が短かくなります。

治療期間は、およそ1~2年です。

どんな時にインビザラインの治療期間が長くなる？

インビザラインは、予定よりも治療期間が延びることがあります。

ここでは、どのような場合に治療期間が延びるのかについてご説明いたします。

インビザラインを検討されている方、また治療中の方は参考にしてみてください。

決められた装着時間を守らない

インビザラインは、決められた装着時間を守らないと治療期間が延びます。

外している時間が長いと歯が計画通りに動かないため、最低でも20時間以上は装着が必要な矯正器具です。

特に食後、歯磨き後は装着を忘れてしまうことがあります。

長時間マウスピースを装着しないと、治療期間が延びるだけではなく、マウスピースが合わなくなり1から作り直しになる可能性もありので注意しましょう。

矯正器具の紛失

矯正器具を紛失すると、治療期間が延びます。

矯正器具を紛失すると、装着しなくなる時間ができ、歯の移動が予定通りにいかなくなります。

紛失防止のために、外したらきちんと専用のケースに入れることを徹底しましょう。

また無くした際は、すぐに歯科医師に相談をし指示に従いましょう。

追加のマウスピースが必要な場合

追加のマウスピースが必要になった場合、治療期間が延びます。

治療を進めていく中で、計画通りにいかないことがあります。

当初の計画と歯の動きが違う、虫歯により歯の形が変わり矯正器具を変えないといけないと追加でマウスピースの作製が必要です。

ただキレイな歯並びにするために必要な工程だということは理解しておきましょう。

インビザラインの治療期間を短くするには？

インビザラインは、決められたルールを守れば治療期間を短くすることができます。

重要なポイントをご説明するので、参考にしていただければと幸いです。

装着時間を守る

矯正器具の装着時間を守ることで、治療期間を短くすることが可能です。

取り外しが自由にできる矯正器具のため、患者様の自己管理が非常に大事になります。

1日20時間以上は装着すること、つけ忘れないことを徹底して歯が計画通りに動くように取り組みましょう。

定期的に通院する

定期的に通院することで、治療期間を短くすることが可能です。

治療を適切に進めるためには、定期的に歯科医師に口腔状態を確認していただく必要があります。

1~2ヶ月に1回通院をおこなうようにしましょう。

非抜歯矯正をおこなう

非抜歯矯正をおこなうことで、治療期間を短くすることが可能です。

抜歯をおこなうとなると、当然その分治療期間が延びます。

過蓋咬合、叢生などの症例以外であれば、非抜歯で行える可能性はあります。

歯科医師に相談の上、治療方針を決定しましょう。

ホームケアを徹底する

ホームケアを徹底することで、治療期間を短くすることが可能です。

虫歯が進行してしまうと、最悪の場合被せ物をかぶせる処置が必要になります。

また歯周病の悪化も、歯を支えている骨を溶かしていき矯正治療を計画通りにおこなえなくする可能性があります。

飲食後の歯磨きは必ずおこなうこと、喫煙を控えることが必要です。

面倒だと思うかもしれませんが、計画通りに治療を終えるためにもホームケアは徹底しましょう。

アライナーチューイの活用

アライナーチューイの活用を活用することで、治療期間を短くすることが可能です。

アライナーチューイとは、シリコン状の丸い小さな棒になります。

アライナーチューイを噛みながらマウスピースを装着すると、きちんと歯の状態にフィットさせることができます。

マウスピースが歯にきちんと装着できていない、空気が入っていて違和感があるといった悩みは解消されます。

細かい部分になるかもしれませんが、きちんと装着することが大切ですのでぜひ活用しましょう。

きちんと保定する

きちんと保定することで、治療期間を短くすることが可能です。

一定期間歯を保定をし、歯を固定する必要があります。

歯は元の位置に戻ろうとする力が働いたり、お口の癖で元の位置に戻る可能性が高いです。

そのため、

• マウスピースを装着する
• ワイヤー装置で歯を固定する

上記どちらかの方法で歯を固定します。

保定期間は、矯正治療が完了してから半年～1年間です。

保定がうまくいかないと、治療期間が延びるので、最後まできちんと治療をおこないましょう。

短期間でインビザラインをおこないたい場合

部分的な矯正であれば、インビザラインでも短期間で治療ができます。

インビザラインは、従来のワイヤー矯正同様部分矯正でも用いることが可能です。

前歯だけ歯並びを治したい、1本だけ気になる歯があるなどの方でも治療できます。

短期間でも、矯正をしているのが周りにバレたくない方は、歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

インビザラインは症例により異なりますが、1年半~2年で治療が完了します。

装着時間を守る、ホームケアを徹底することで治療期間を短縮することも可能です。

また重度の症例であっても、治療期間は長くはなりますが治療がおこなえます。

透明なマウスピースを使用するので、長期的な治療であってもワイヤー矯正と比べて周りにバレにくい治療です。

今回紹介したインビザライン矯正をおこなうことで、理想的な歯並びを手にいれることができます。

当サイトではインビザライン矯正が受けられるおすすめの医院を紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。