インビザライン矯正と同時にホワイトニングは可能?いつから始めるべき?
2022/6/30
2024/7/18
#インビザライン
「歯並びと同時に歯の色も理想の状態にしたい」
「インビザライン矯正であれば、治療中もホワイトニングができる?」
このように、インビザライン矯正とホワイトニングを同時に行なうことは問題ないのか、疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
結論として、インビザライン矯正とホワイトニングは同時に進めることができます。
ただし、注意しなければならない点もあるのです。
この記事ではインビザライン矯正中に受けられるホワイトニングについて、種類や特徴と共に注意点や市販のホワイトニング剤使用についても解説しています。
加えて、ホワイトニングを行なうベストタイミングやホワイトニングが受けられない場合の対処法についても紹介しています。
この記事を読むことで、インビザラインとホワイトニングを同時進行すべきかの判断や、同時進行する際に注意すべき点についても理解を深められるでしょう。
インビザライン矯正中にホワイトニングをしたいと考えている方、インビザライン矯正を検討していてホワイトニングもできるのか気になっている方は是非参考にしてみてください。
- 1.1オフィスホワイトニング
- 1.2ホームホワイトニング
- 6まとめ
インビザライン矯正中に受けられるホワイトニングの種類
インビザライン矯正中に受けられるホワイトニングは、下記の2種類です。
・オフィスホワイトニング
・ホームホワイトニング
それぞれどのようなホワイトニングか解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医師や歯科衛生士により施術をしてもらえる効果の高いホワイトニングのことです。
有資格者だからこそ使用できる高濃度のホワイトニング剤を歯に塗布し、特殊な光を当てて歯を白くします。
前提としてホワイトニングは、基本的に何回か施術を受けて、徐々に理想の白さに近づけていくので時間がかかります。
オフィスホワイトニングの場合は、一回の施術でも歯が白くなったことを実感しやすい特徴があり、歯科医師や歯科衛生士に施術をしてもらえるので、色ムラや痛みの問題が出た際にもすぐに適切な処置をしてもらえるメリットがあります。
インビザライン矯正では、マウスピース型矯正装置を施術のタイミングで簡単に取り外すことができるので、オフィスホワイトニングが可能です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医院で専用のマウスピースとホワイトニング剤を処方してもらい、自宅で行なえるホワイトニングを指します。
自分の好きなタイミングでホワイトニングができるため、忙しくてなかなか歯科医院に通う時間が作れない方に特にオススメです。
ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングと比較すると、一回の施術だけでは効果を感じにくく、歯が白くなるまで時間がかかります。
しかし、歯が白くなった後の色持ちはオフィスホワイトニングより長いというメリットがあります。
インビザライン矯正では、マウスピース型矯正装置にホームホワイトニング用の薬剤を注入して装着することで、ホワイトニングを行なうことが可能です。
インビザラインとホワイトニングを同時進行する際の注意点
インビザラインとホワイトニングを同時に行なう際、注意しなければならない点があります。
具体的には、下記の4つです。
・アタッチメントがあるとムラができる
・知覚過敏や痛みが出る可能性が高い
・薬剤が均等に行き渡らない可能性がある
・歯科医師から同時進行はNGと言われる場合もある
それぞれ具体的に解説します。
アタッチメントがあるとムラができる
インビザライン矯正をする際に、矯正の補助として歯にアタッチメントを付けることがあります。
このアタッチメントは自由に患者様自身で取り外すことができないため、ホワイトニングを行なう際はアタッチメントが着いたままになります。
そうすると、アタッチメントが着いている部分にはホワイトニングの薬剤が行き渡らないため、その部分だけムラができてしまうのです。
インビザラインのアタッチメントについては当サイトの「インビザラインのアタッチメントとは?知っておきたい目的や効果などを解説」で詳しく解説しています。
アタッチメントとは何か、使用目的や効果についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
知覚過敏や痛みが出る可能性が高い
矯正治療中は、矯正装置によって歯に通常ではかからない力をかけている状況であるため、歯が外部からの刺激に敏感になっています。
ホワイトニングは強い薬剤を使用するため、矯正治療中でなくても知覚過敏になりやすく、矯正中にホワイトニングを行なうと、なおさら痛みを感じる可能性が高くなるのです。
また、ホームホワイトニング用のマウスピースとインビザライン矯正のマウスピースは、そもそも用途が異なります。
インビザライン矯正のマウスピースは歯並びを整えるために作られており、ホームホワイトニングの薬剤を入れることについて考慮されていません。
そのため、薬剤が入るスペースが少なく、ホワイトニング剤を入れて歯に装着した際に薬剤がはみ出して、歯茎がしみたり痛みが出たりするケースが多いのです。
薬剤が均等に行き渡らない可能性がある
矯正治療中は、薬剤が均等に歯に行き渡らない可能性が高いです。
特に、歯と歯が重なり合っている部分が多いと、重なっている部分にはホワイトニングの薬剤が行き渡りません。
その状態でホワイトニングをすると、薬剤が行き渡っていない箇所はホワイトニングがされず、徐々に歯並びが整って重なりが無くなってきたときにムラが目立ってしまいます。
歯科医師から同時進行はNGと言われる場合もある
矯正治療を開始して歯の移動が始まったばかりの場合、歯科医師からホワイトニングを同時に受けることは許可できないと言われるケースもあります。
理由は主に下記の二つです。
・歯列矯正で歯に圧力をかけ始めたばかりのときは、ホワイトニング剤によって強烈な痛みが出る可能性が高いため。
・歯の移動がある程度終わっていないと、矯正完了後にムラが目立ってしまうため。
良い歯科医師は、患者のことを考えて最善の指示を出すようにしています。
担当の歯科医師から矯正治療中にホワイトニングを許可できないと言われた場合は、素直に指示に従うようにしましょう。
また、ホワイトニングは未成年の場合、そもそも施術を受けられないケースも多いです。
なぜなら、歯や歯茎が成長途中の段階で強い刺激のあるホワイトニング剤を使ってしまうと、歯や歯茎の成長を阻害してしまうリスクがあるためです。
18歳以上であれば、ホワイトニングが受けられる歯医者さんもありますが、年齢によっては歯科医師からNGが出る可能性が高いことも理解しておきましょう。
インビザライン矯正中に市販のホワイトニング剤は使用して問題ないか
セルフケアの補助として使用するのは問題ないでしょう。
ただし、前提として市販のホワイトニング剤は歯を元の色より白くする効果はありません。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで使用される薬剤は、歯を内側から漂白する効果があります。
一方、市販のホワイトニング剤は歯の表面にある汚れを取る程度です。
普段のセルフケアとしてホワイトニング効果のある市販商品を使用することは問題ないですが、歯を元の色より白くしたいと考えている場合は期待するほどの効果が現れない可能性が高いので注意しましょう。
インビザライン矯正でホワイトニングを行なうベストなタイミング
ベストなタイミングは、矯正治療後の保定期間です。
保定期間であれば、歯の移動が終わっているので痛みを感じるリスクやムラができるリスクも圧倒的に少なくなります。
矯正治療を開始したばかりの時期や歯の移動により痛みを感じている時期は、ホワイトニングを行なうことで痛みやムラができるリスクが高いので、避けるほうが無難でしょう。
どうしても矯正中にホワイトニングをしたい場合は、ある程度大きな歯の移動が終わってからにしましょう。
そのほうが、矯正治療が完了したあとに色ムラが目立つリスクが下がるからです。
矯正中に歯の黄ばみが気になる際の対処法
矯正中、歯の黄ばみが気になる際は、歯のクリーニングを受けましょう。
ホワイトニングを受けることが難しい場合でも、歯のクリーニングを受けることは可能です。
なぜなら、歯のクリーニングを受けることは矯正治療に良い影響をもたらすからです。
そもそも歯のクリーニングでは、歯の表面についた着色や普段の歯磨きでは取り除けない歯石の除去などを行ないます。
これにより、矯正治療の進捗に悪影響を及ぼす可能性のある虫歯や歯周病を予防することにつなげられるのです。
さらに、歯の表面についた歯磨きでは落としにくい汚れを落としてもらえるので、ご自身のもつ歯本来の白さを取り戻すことができますが、ホワイトニングのように歯を内側から漂白することはできないので注意しましょう。
まとめ
インビザライン矯正とホワイトニングは同時進行が可能です。
しかし、同時進行する場合は注意しなければならない点があることを理解しておきましょう。
・アタッチメントがあるとムラができる
・知覚過敏や痛みが出る可能性が高い
・薬剤が均等に行き渡らない可能性がある
・歯科医師から同時進行はNGと言われる場合もある
ムラになってしまったり、痛みが出たりするリスクを下げたい場合は、矯正治療が終わり保定期間中のタイミングでホワイトニングを行なうことをオススメします。
当サイトではインビザライン矯正やホワイトニングが受けられるおすすめの歯科医院を紹介しています。
インビザライン矯正やホワイトニングを検討しているという方は、ぜひご覧になってみてください。
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